実は深い関わりが -月とからだ月経と新月・満月-
こんにちは。
眠りのお悩みに寄り添うサロンBlue Moonの青木優加です。
お布団に入ってもなかなか眠れない、眠りが浅い、ちゃんと寝たはずなのに疲れが取れない…など、眠りにまつわるお悩みのご相談に漢方や施術、食べ物、過ごし方などあらゆる角度からご相談に乗っています。
今日は月経と新月・満月についてお話しします。
新月と満月、実際はどんな影響が出やすいの?
女性の方には毎月の月経と深く関わりのある月の満ち欠け。
満月の日は出産が増える、など聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
月の満ち欠けは、潮の満ち引きだけでなく人体や生命にも大きく影響しています。
でも、実際はどうして?
ピンとこないけど…と思う方も多いかもしれません。
簡単にざっくりとお話すると、新月と満月のときは地球と月、そして太陽が一直線に並びます。
そうなると月の引力が真っ直ぐに地球に届くので、影響が一番大きく出るときとなります。
月の引力を感じるにはわかりやすい現象としては、大潮(おおしお)。
海面の高低差が、新月や満月の日が一番大きくなります。
’新月・満月’と月経ー満月の日に生理は重なる?
新月は朔(さく)、満月の日は望(ぼう)と呼ばれ、朔は月の初め、望は朔から数えて15日目を指します。
新月はその月のはじまりの日としても親しまれてきました。
新月にスタートしたことを育て満たしていき、満月でピークを迎える。
その月に満たしたものを持って日々を送り、また新しい月に向かって手放し次の月へ向かってゆく。
ひと月をそのような流れで送っていくイメージです。
女性の月経も同じようにイメージすると、新月で新しいはじまり=排卵をし、満月で排出する=月経を迎え、また新しい身体づくりに備えていくというリズムですね。
排卵された卵を子宮で温め、育て満ちたものを排出し、排出し終わったらまた次の排卵を迎えるための準備をしていきます。
それでも、満月に月経が来るのが正解!ではなく。
新月近くに月経が来る方も、全く月のリズムには合わないと感じる方も、もちろんいらっしゃいます。
はじまりの日に排出してその月を気持ちよく迎えたい、その時の体調で月経が遅れる、不規則な生活を送っている、などそれぞれの方の置かれている状況、抱えているストレスなどと共に身体のリズムは変化してくれます。
大切にしてほしいのは、月経そのものを意識すること。
月経は、周期なども含めて身体自身が優しく整えようとしている経過なので、まずは身体の変化に気づけたことが素晴らしいのです。
月経のときにやると良いこと
月経は時に、女性の身体のバロメーターとされたり、前の月の身体の通知帳と例えられることもあります。
定期的に身体を振り返ることができるなんて、とても素晴らしいシステムだと思いませんか?
なので、月経がそろそろ来るなと感じた頃からおすすめは4つ
・今自分の身体や心に、どんなことが起こってるかを意識する
・前の月にあったことを振り返る
・自分に優しくする
・頑張っていることを少しペースダウンする
不調があればどんなところが不調と感じるか、どんな時にイライラしたり落ち込むかなど、手帳やスケジュールを見直してみるのも良いですね。
男性にはないからゆえ、また生理痛や精神的な不調、出血にまつわる不便さから、煩わしいとか辛いとか、不利益などとまでされる月経。
それでも女性だからこそ楽しめる、またこの月経のおかげで大きな病気から身体を守ることもできるのです。
漢方や東洋医学のご相談でも、月経にまつわるものは多いのですが、それぞれの方の月経の様子から日々の暮らし方や、食べ物、ストレスの具合など
わかることはたくさんあるんですよ。
冒頭で少し触れた満月の日に出産が重なることも、このリズムに合わせてお母さんの身体と赤ちゃんの準備が整うからかもしれませんね。
そんなふうに思いを馳せると、月経や出産、それがあることによって生まれてくる生命がとても尊く温かいものに感じられてきます。
さいごに
自分の力で、身体の変化に気づくことはなかなか簡単なことではありません。
常に意識していて始めて変化がわかるのです。
つまり、変化に気づくためには平常の自分を知っておく必要があります。
新月、満月の日や月経の期間は、何か特別な日でもないけれど、少し自分に優しくするきっかけの日にしてみてくださいね。